第18回「長崎の農村」写真コンテスト
入賞作品

   最優秀賞
     
   美乳牛コンテスト(3枚組)
   山口八郎さん

 優秀賞
 何か用かいお嬢さん 棚田輝く春 
 長浦敏雄さん 山口政勝さん

 特別賞
 
 家族で収穫
 小川美喜雄さん

    佳作
     
 実り  獣害対策  よかしこ とれたばい  僕もお手伝いするよ
 森本孝さん 塚太喜さん   吉田隆さん  田喜三郎さん

   佳作
   
 別れの日  冬の畑  お手伝いも遊びのうち・・・
 田中熊男さん  渕上久男さん  富田宏美さん

<総評>

 いまや写真は、年齢や性別キャリアに関係なく誰もが簡単に楽しめる時代になりました。さらに撮影は被写体を探し歩くという運動がともない、表現方法の研究は脳の活性化を促します。そんな意味もあり高齢者の格好の趣味となりました。このコンテストでも高齢者の応募が急増し、入賞作品の多くを占めています。
人生のベテランたちは世の中を見るという視点が深く豊かです。写真作りには欠かせないこの資質は、若者が持つ斬新な感性やひらめきは衰えているものの、物事や現象をじっくりと観察しそこから本質を掴み取る力を持っています。その強さを遺憾なく発揮できるのがこのコンテストです。
 今年の最優秀賞は共進会を題材にしたものですが、美乳に着目した発想の若さと76歳という年齢のギャップに驚かされました。また、長崎の農村に欠かせない棚田の作品が今年も多数応募され、その中から優秀賞が出たのはさすがでした。棚田というカメラマンを惹きつけて離さない被写体は、何人もの写真愛好家たちが腕を競う場となっています。これらの中からオリジナルな作品が生まれそうな予感がします。次回の一層の奮闘を期待したいものです。

審査委員長:尾辻弥寿雄
1945年長崎市生まれ。機関紙連合通信写真部を経て、2000年フリー。
JRP代表理事。日本写真家協会会員。現代写真研究部事務局長。