第15回「長崎の農村」写真コンテスト
入賞作品

最優秀賞
達者しとったねぇ〜
山口 八郎 さん

優秀賞 優秀賞 特別賞
私もお手伝い ヒマワリ畑に三角帽子 ハスの収穫
長浦 敏雄 さん 亀本 義隆 さん 久田 重一 さん

佳 作 佳 作 佳 作

農業祭の笑顔 はぐくむ 駆 除
渕上 久男 さん 古川 正美さん 川口 穆 さん

佳 作 佳 作 佳 作

荒廃する棚田 マルチング農園の夕景 実る頃
増山 明人 さん 浦川 武弘 さん 川添 邵 さん

佳 作(組み写真)

 
しめ縄とりかえ  
本山 利明さん  

総評

 今年は高い撮影技術の作品が多く、安心して見られ楽しい審査となりました。しかし、高い技術で写しながら、作品にワクワク感やドキドキ感が少ないのが気になりました。写真は絵画と違って、こうしなければならないという縛りがほどんどありません。もっと自由に被写体を探し、表現方法にもチャレンジできると、一層楽しい作品となるでしょう。
 また、デジタルカメラの進化は、多くの被写体をカメラ任せのオートで撮れる時代となりました。そのため、作品の違いは「長崎の農村」という題材に対して、撮影者が何をどう見てテーマを見つけるかにかかります。それを安易にノスタルジアで一般化したり、類型にあてはめた撮影方法に留まっていると「長崎の農村」は見えてこないでしょう。撮影者の視点の広がりを望みたいものです。
 その中で入賞した作品は、農村や生活者が作り出す光景を素直に正面から見つめたものばかりでした。これからの写真が、カメラやレンズの特異さやイベント行事などに寄りかかった作品でなく、日常を基盤とした生活をじっくりと観察していく中で、見えてくるものへのアプローチが主流となるでしょう。   
 次回へのチャレンジを期待します。

尾辻 弥寿雄
1945年長崎市生まれ。機関紙連合通信社写真部を経て、2000年フリー。JRP代表理事。
日本写真家協会会員。現代写真研究所事務局長。