NOSAI長崎|長崎県農業共済組合連合会

第19回 入賞作品

総評

昨年同様、新しい視点の作品が登場し「長崎の農村」の力の確かさを感じた審査でした。写真の醍醐味は、各作者の個性豊かな感性とオリジナルな視点で現実を捉えるところにあります。なんの変化もないと思われる農村や農家が、実はいくつもの変化が起きています。撮影者がその変化に気づかないだけなのです。その変化を丹念に探して歩く写真活動は、定番の場所に車でさっと行く撮影とは一味違った楽しい写真作業になります。なんといっても誰にも見つけられなかった被写体や現象を見つけた喜びです。それは、最優秀賞の「放牧養豚」に見事に現れています。きっと作者は夢中でシャッターを押したことでしょう。
また、組写真での応募が増えています。しかし、基本的な訓練がなされていないため、首をひねる作品が見受けられました。組写真は似たようなカットを何枚並べても成立しません。違うカットを組み合わせることで、テーマをより鮮明にさせる手法なのです。優秀賞となった「高齢化」は、被写体や場所を変化させることで深みのある作品にしました。ぜひ参考にしてください。

審査員長プロフィール

尾辻弥寿雄 イメージ
尾辻弥寿雄
  • 1945年長崎市生まれ。
  • 機関紙連合通信写真部を経て、2000年フリー。
  • JRP代表理事。
  • 日本写真家協会会員。
  • 現代写真研究部事務局長。

最優秀賞

放牧養豚
貞包 勝さん

優秀賞

蛍舞う山里
鳥巣 修さん
高齢化(4枚組)
髙塚 太喜さん

特別賞

収穫≒冒険
髙木 純子さん

佳作

女王の休息
高尾 愼次さん
野焼き
小川 美喜雄さん
おこめ、だいすき
髙田 喜三郎さん
収穫
中原 美郁子さん
お手入れ中
長浦 敏雄さん
冬の農作業
渕上 久男さん
豊作の喜び
松井 節子さん
ふれあい
森本 孝さん