NOSAI県北|長崎県北部農業共済組合

お知らせ

技術情報

いのちの講話 佐世保・佐々家畜診療所 獣医師 友川 浩一郎

6月19日、佐世保市立小佐々中学校で「いのちの講話」を行いました。講話の中では、牛の病気について説明したほか、聴診器を使ってウサギの心臓の音を聞いてもらいました。

聴診器を使った体験では、人間の心拍数とウサギの心拍数を聞き比べて、命を肌で実感してもらいました。自分の心臓の音を聞くのも初めてという生徒さんが多く、心音を聞いて「早い」と口にする生徒さんもいました。その後ウサギの心拍数を聞いて、人間より早い心拍数のため、「すごい早い」「想像と違った」という子供たちの声がありました。

また、酪農の一日の仕事について、酪農家の里村貴司さんから話してもらいました。里村さんは「牛の仕事は年中休みがなく、朝早くから夜遅くまでたくさんの仕事があります。しかし、牛乳はもちろんのこと、牛乳からできる乳製品が食卓に並んでいること、また『おいしい』と言って食べてもらうことが、とてもうれしいです。今回の講話で、食事の時に動物たちの命をいただいて、私たちは生きているということを実感してくれたらうれしいです」と話しています。

終わりに、家畜は本来の寿命より何年も早く食用になっています。私たちにできることは「食事に感謝し粗末にしない」「私たちが生きるために犠牲になった動物の分まで一生懸命生きる」ということです。それが、私たち獣医から伝えられることだと思います。