NOSAI長崎|長崎県農業共済組合連合会

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蹄病治療 趾皮膚炎

写真①

 

 

写真②

 

あっという間に3月になってしまいました。

このところ、次年度に向けての前向きな計画を膨らませますが、

現実にぶちあたり、しぼんで・・を繰り返しています。

 

私は、何を書いているんでしょうか?

 

今日は、蹄病治療の様子です。

写真①は左前肢内蹄蹄球部に発生した趾皮膚炎(D.D.)です。

 

蹄病については、このホームページのリンクから

長崎県南農業共済組合のHPを見ていただいて、技術情報を探すと、

私が書いた記事があります。

 

 

この牛は、左前肢をビッコしてかなり痛そうでした。

簡単に削蹄をして、患部に薬をつけて、写真②のように包帯をします。

 

こういうのは、削蹄鎌の技術は要らないですし、ほとんど1回の処置で治りますが、

前足なので保定するのに苦労します。

 

私は、牛が前足を上げた瞬間に、前膝をロープで縦棒に引き寄せつつ、

別のロープで管(中手骨)の遠位部分を素早く固定します。

・・・文字で書いても分かりにくいですね。

 

要は、前足を上げるときは前膝をロックするといい感じ、ってことです。

 

蹄病治療に体力とコツは要りますが、レバーブロックを上手に用いれば、さほど腕力は要りません。

でも、いい治療のためには、いい削蹄枠(治療枠)が必要です。

 

たいてい足1本しか診ない獣医師でさえ、いかに疲れず治療するかを考えてしまうのに、

足4本で、しかもスピードを求められる削蹄師さんの方が、2級の資格試験で

人力での保定(単独保定)を必須としているのは不思議でなりません。

 

私も真夏に削蹄師の試験を受けた際には、猛暑の中、

計40分間も牛に振り回され続けて死ぬ思いをしました。

(後半は体力の限界で座り込んでいましたが、、、受かりました。)

 

が、一方で、牛の扱いを学ぶいい機会だったと思っています。

だって、蹴って当然の後ろ足を素手でつかみ上げ、バタつかせないように抑えるんですよ。

牛が本気で暴れたら、人力で抑えられるわけがありません。

過度に牛を怖がらせない、不快にさせないようにして、

牛を上手くコントロールすることが必要なんですが、

そのやり方を教えてもらいました。

 

いや~ 削蹄師の世界は奥深い。尊敬する。

 

だからといって、単独保定で蹄病治療なんて・・勘弁して。絶対やらねー。

 

 

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