NOSAI長崎|長崎県農業共済組合連合会

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肥育技術の講習会 2018.1

 

1月24日に長崎県家畜臨床研究会の特別講習会として家畜改良事業団 技術・情報部

上席専門役 家畜改良アドバイザーの寺島豊明先生による「俵牛づくりに挑戦しよう」という講習会が催されました。

診療の都合をつけて、我々の診療所からは5名が参加できました。

 

私は肥育技術については、”匠の技”というか、まだまだ勉強不足なところもあり、

今回の講習会は大変面白い内容でした。

 

内容の一部を紹介します。

 

・肥育においてよい成績を出すためには、肥育後半で飼料摂取量を落とさず

安定的に食べさせられるかが重要である。

 

・去勢で18ケ月齢、牝で21ケ月齢以降の増体と飼料摂取量が高いものほど肉質等級が高い。

 

・血統にかかわらず、肉質等級が高い肥育牛は、枝肉重量と生体重が大きく、ロース芯面積、

バラ厚、BMS No.が高い傾向にある。

 

・素牛価格が高騰するなかで、枝肉重量を大きくしたいというニーズが多く、そのためには増体系の血統で、

日齢D.Gが大きい素牛を選ぶことが重要。

 

・生後24~26ケ月まではビタミンA補給はできるだけ我慢し、

その後は飼料の食いを落とさないように補給する。

 

・飼料添加剤としてゼオライトやソフトシリカなどを与える場合は、嗜好性を落とさないために

飼料に混ぜ込むのではなく、ほうきで掃き寄せた残飼の小山の上にふりかけるようにするとよい。

 

・出荷1カ月前は150万単位のビタミンAと強肝剤(5%ウルソ50g3日以上)を投与すると、

出荷間際の食いどまりが少なく、成績に好影響。

(出荷2週間前にビタミンA投与した事例でも、枝肉への影響は全くないし、むしろ”艶”が出る。)

 

・ビタミン補給は血統が増体系か資質系かでやり方が異なる。

資質系は従来どおり様子を見ながら少なめに補給するすべきであるが、

増体系は一回の補給量を多めに間隔をあけて数回補給するやり方が良い。

 

・瞳孔反射速度によるビタミンA欠乏要注意牛の発見

夜、真っ暗な牛舎で、牛の眼に懐中電灯を当て、楕円形の瞳孔が収縮して横長に変化する動きが止まるまでの時間を測定。

去勢で8秒(血中ビタミンA濃度:推定34.3単位)、牝で10秒(推定18単位)よりも長くかかると危険レベル。

参考:NOSAI 宮城 松田獣医師の研究データ)

 

ここに書いたのはほんの一部です。

抜粋したので講師がおっしゃりたいことと、ニュアンスが違っていたらすみません。

 

目次を載せましたが、内容盛りだくさんの面白い資料なので、興味ある方は当診療所までご連絡ください。

 

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